カンピロバクター感染症とは

カンピロバクター感染症とは、カンピロバクター属菌を感染源とする感染症です。
家畜等だけではなく、人間が感染する場合もあります。
食中毒菌としても知られていて、日本では平成18年度の統計でノロウイルスに次いで患者数が多かった事が確認されています。
水源となる河川等がカンピロバクター属菌に汚染される事で広まる場合もあり、発展途上国では多く見られる感染症です。

感染経路は様々なものが考えられます。
前述した汚染された水を飲んだり触れたりする事による感染以外にも、カンピロバクター属菌を持っている動物との接触等が挙げられます。
そして、中でも多いのが汚染された肉を生の状態や、加熱が不完全な状態で食べる事によって起こる感染です。
特に鶏肉の汚染率が高く、しかも汚染されていても味や匂いで判断する事が難しいので、気付かないままに食べてしまう恐れが高いです。

感染してしまった場合の具体的な症状としては、発熱や腹痛等です。
程度によっては下痢や嘔吐を伴う事もあります。
潜伏期間は2~7日程度と言われていて、症状が起きてから回復までにかかる期間は2~5日程度です。

多くの患者が数日で自然と回復する事から、特別な治療は行わない場合が多いです。
ただし、重い症状が出た場合には投薬治療が行われます。